1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

基礎の調整

基礎の設定を定期的に見直しています。

  

ポンプの使用開始から半年ほど経った時、初めてきちんと基礎レートを設定しました(それまでは、ポンプ導入時に主治医が決めた設定)。今もこの時の経験をベースにして変更しています(詳しくは、「基礎の調整を行う」(2/16/'18)、「絶食テストで基礎の調整を確認する」(2/18'18)、「基礎の調整が完了した」(2/20/'18)を参照)。

  

これまで、大きな調整を4回、小幅な調整を幾度か行っています。最後に行った大きな調整は、昨年10月に発症した突発性難聴ステロイド治療による影響で就寝中の血糖値上昇が大きくなった時でした(「退院後の血糖値などの変化」)。

  

2/13~21の9日間中の5日で起床時の実測が70以下になったため、就寝中の基礎を減らしました。今回の調整は、昨年の10月以前の基礎レートに戻した感じです。

  

ポンプが表示するグルコース値は、午前5~6時に変動が大きくなるので、これを無くしたい。そうすれば、起床時の血糖値が目標内に収まるはずです。

そこで、

  • インスリンの作用発現時間が約15分
  • CGMの遅延が10~15分
  • 基礎は一度に0.025単位の注入(基礎を0.1単位/時と設定すると15分ごとに0.025単位が注入される)

を考えて、変動が始まる30分以上前、基礎の注入が0.025単位であることも加味して1時間前の基礎レーから順に調整しました。

 

調整は、Excelで管理している基礎レートのデータを、変更前と調整後のグラフを見ながら変更内容を決め、その結果をポンプに入力します。1週間以上使って確認します(←重要)。

 

2/22から合計0.3単位を削減(総量7.25→6.95)して、7日間、様子を見ました。

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結果は、2/22~28の7日間中、起床時の実測が70以下が3回あったので、さらに合計0.275単位を減らしました。

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3/1~11の11日間中、70以下が3回あったので、もう少し減らす必要があると考え、合計0.175減の微調整を行いました。

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これで就寝中のグルコース値が安定し、起床直後の実測が目標範囲内(80~120)に収まっています。

 

3/30と31のグルコース変動です。

 

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就寝中に目が覚めると、習慣でグルコース値をチェックしています(スマートウォッチを腕につけて寝ている)。稀に午前4~5時でグルコース値が80くらいになっていることがあります。その時は、基礎レートを70〜80%に減らしています。

 

上図の3/31で午前5:39~7:54まで(2時間15分間)、基礎を70%に減らしました。この結果、起床時の実測は73mg/dLです。