1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

CT検査とCGMセンサ

昨日は恒例の定期検査でした。発症時の入院中に受けたのが始まりで、毎年この時期に血管の状態をチェックするために、次の4つの検査を受けています。

  • 心臓超音波検査
  • 頸動脈超音波検査
  • 大動脈脈波速度(脈波伝搬速度/足関節上腕血圧比)
  • CT検査(胸部から骨盤腔)

 心臓の状態、頸動脈のプラークの大きさ、血管年齢、骨盤から胸部の内臓の状態をチェックしてもらいます。

検査時間にかかった時間は約1時間半(受付~若干の待ち時間~会計まで)、スムーズに終わりました。

 

CT検査では、検査技師にインスリンポンプを使用していることを必ず告げています。そうすると「?」との反応なので、ポンプ本体を見せこれは外すが、カニューレとセンサは体につけたままになることを話し、問題ないかを確認しています。センサはトランスミッタが接続されているので金属部があることと、体のどこにつけているかを説明します。「センサを外した方が良ければ外します」と付け加えます。

細かく説明する理由は、大多数の検査技師はポンプを知らないので混乱を避けることと、CTの断層撮影で必要な部位に邪魔にならないことを確認するためです。

 

このように説明すると、検査技師が資料で確認してくれ「多分、問題ないでしょう」と言い、「念のためにCTでスキャンして確認します」となりました。

CTのベッドに横たわり、断層撮影前のスキャンでチェックされ、検査技師から「大丈夫です」とのOKが出て、センサをつけたままでCT検査が行われました。

 

 

今回の検査を受けるにあたり、センサを無駄にしたくないので、3クールの使用を考えました。通常は、2クールで必ずセンサを交換しています。そして、2クール目の最終日、ISIGが安定していたので問題なしと判断しました(3年半の使用歴で、18日間使用したことが1回、18日未満だが3クールまで使用したことが2回)。

 

3クールの4日目(検査の前日)からISIGが不安定になりました。

実測が256の時、ポンプのグルコース値が204だったので、約50のズレ。この原因は、センサの感度が低下して、ISIG値が低すぎたこと。血糖値が250くらいの時はISIGが50~52になるはずで、センサが劣化しています。この時の較正直後のISIGが47.15なので、若干の回復があったが十分ではない。

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ISIG値が大きく変動(47.15→41.75→47.49)しています。この状態が時々起きました。

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血糖値が下がってくると、ISIGも安定し始めましたが、グルコース値が追随していない。これは、ISIGが凸凹と不安定だったため、ポンプのグルコース値を計算するアルゴリズムが影響した結果でしょう。というのは、ISIGが短時間内の変動しても、それに合わせてグルコース値を表示しない仕組みになっていると思う。

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血糖値が低くなると、ISIGが安定しました。

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こんな感じで、実測を多く行い、だましだまし使いまいした。

センサが劣化すると、高血糖側のズレがはげしくなる、低血糖側は比較的安定しているが、較正の頻度を増やす必要がある、と感じました。

 

検査が終わり、帰宅後、新しいセンサに交換したので、3クールの5日目で終わりました。使用した日数は、16.5日です。