1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

有酸素運動で血糖値を下げる

血糖値が高くインスリンの効きが悪いとき、有酸素運動(ウォーキング)を行うようにしています。実際、必要なインスリンを射ってもなかなか下がらない場合に短時間(15~30分)のウォーキングで効果を実感です。

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有酸素運動が血糖コントロールに効果があることは、国立国際医療研究センター・糖尿病情報センターの「糖尿病の運動のはなし」で、次のように記載されています。

有酸素運動により筋肉への血流が増えると、ブドウ糖がどんどん細胞の中に取り込まれ、インスリンの効果が高まり、血糖値は低下します。

 国立国際医療研究センターは新型コロナの治療で広く知られるようになりましたが、この病院は、糖尿病の治療も充実しています。病院内の「糖尿病情報センター」は、一般向けと医師・医療スタッフ向けに糖尿病関連の情報を提供しとても役立つ情報が多いので、私は参照することが多い。

  

 インスリンの効きが悪い原因の一つとして、細胞内にブドウ糖が飽和しているため、血液中のブドウ糖が細胞に吸収され難くなる、と考えています(私の解釈)。そのような状態の時、運動により細胞に蓄積されているエネルギー(ブドウ糖)が消費され、血液中のブドウ糖の吸収が高まることで血糖値が下がるのだろう、と思います。

 

今日は、朝食後に血糖値が上がらない(82mg/dLくらいを維持する)状態が続いたので、ミルフィーユ(炭水化物11.4g)を食べました。これで糖分を摂り過ぎだったようで、その後ぐんぐん上昇しました。200を超えたので、10:25に1単位、さらに30分後に1単位をボーラスしましたが、下がる様子がなく、昼食の時間が迫ってきました。高血糖の状態で食事を摂らないようにしているので、下げるか、食事をスキップするか、の選択になります。

そこで、急遽、昼前に20分のウォーキングをしました。はや足(普通の歩き方の2割増くらいの速さ)で歩き、体に負荷をかけて歩いたので約3600歩でした。

 

スタート時に220以上あった血糖値が、20分後に150近くまで下がり、食前ボーラス時には140でした。

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ウォーキングする際、通常は、基礎レート0%を1.5~2時間に設定していますが、今日は、開始時に高血糖のため、基礎レートの変更はなし。

 

ウォーキングすると、必ず血糖値が下がるので、バッグにブドウ糖を入れています。クッキーを食べてもすぐに血糖値が回復しないので、ウォーキング時はブドウ糖が必須です。