1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

11月の受診結果

2日前の木曜日が受診日でした。ポンプに記録された平均グルコース値と標準偏差の両方が前月よりも改善しているにもかかわらず、HbA1cは+0.1%の6.0%でした。ただ、自分としては、A1cが上がっていると考えていたので、その感覚とは合っています。

なぜ、ポンプの数値と異なるっているかの理由は、CGMセンサの誤差が原因と思います。

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CGMセンサの誤差とは、CGMセンサの交換から6時間後くらいに起きる読み取り値(ISIG値)の低下(実際の血糖値よりも低いグルコース値が表示される)により、ポンプのグルコース値が低くなる(50~60mg/dL)状態です。私は、センサの交換を夕食前に行っているので、この低グルコース表示が、交換直後の就寝中(早朝の時間帯)に起きています。

 

A1cが上がっていると考えた理由は、就寝直前の血糖値を130mg/dL以上になるように変えているので、就寝中の血糖値が前月良いも高くなっているからです。この結果、就寝中に、スマートガードが動くこともほとんどありません。

こう書くと、センサ交換直後の誤差の問題と矛盾しているように見えますが、交換直後のセンサ不安定は、明け方(午前4~7時ころ)に起きることが多く、この時間帯は、スマートガードをオフに設定しているので、ポンプのグルコース値が実態よりも低くなってもスマートガードに影響しません。

 

今回の受診で、主治医と2つのことを話しました。一つは、受診日の前日が発症から満2年にあたり、この間の主治医のサポートへの感謝です。主治医は、2年前の日曜夜に体調が極度に悪化して救急外来に駆け込んだ時の当直医でした。私は、入院直後(月曜の早朝6時ころ)に糖尿病ケトアシドーシスで危篤(血圧50以下、血糖値1079mg/dL)に陥りましたが、初診時の主治医の適切な判断のお陰で、救われました。

 

もう一つは、インスリンの打ち方で食後の血糖値の低くする方法について、主治医の意見を聞きました。インスリンの打ち方を変える、具体的にはデュアルボーラスを使うことで、血糖値の山は低くなりますが、150前後の血糖値が長い時間が続くという弊害(結果として、HbA1cが増える)が出るように感じています。普通に打てば(ノーマルボーラスで、1回で必要量を打てば)、血糖値の山は高いが、比較的速やかに血糖値が下がります。主治医は、HbA1cが上がっても、血糖値の変動幅が少ない方が良い、との意見でした。

これについて、次回の記事で、詳しく内容を書こうと思います。