前記事でCGMセンサを腕に装着した時の感想を書きました。このセンサを、再初期化して使っていましたが、グルコース値が不安定になり、新しいセンサと交換しました。このセンサの使用日数は6日(1周目)+2(2周目)の合計8日でした。CGMセンサを腕につけたらどうなるかを見るのが、今回の目的でした。
下図は、今日のポンプのグルコース値とISIG値の変動をグラフ(15分毎のデータで間引いて作成)にしたものです。緑の点線でマークした箇所に注目してください。
7時過ぎに朝食を摂り、その1時間後(8時過ぎ)のポンプのグルコース値が130mg/dLと低い数値で、ちょっとおかしいなと気がつきました。ISIG値は、8:11に28.58、5分後の8:16に32.18と3.6上昇した後に、10分後の8:21に28.03と下がるという、激しい変動です。食後1時間から1時間半の時間帯で、短時間に血糖値が大きく変動することはあり得ません。
これは、「ISIG値からCGMセンサ劣化の予兆を知る」、「CGMセンサの寿命を知る」などに書いた、センサが劣化していることを示しています。
昼食の1時間後に、SMBGで測定すると、血糖値が157mg/dLに対して、ポンプのグルコース値が117mg/dLでした。SMBGとポンプのズレが15分あると考えても、この差は大き過ぎるので、ポンプのグルコース値が正しくないと判断しました。
夕方、帰宅後に、新しいセンサに交換しました。今度は、一番安定している、お尻(下図の赤マークの部位)に装着しました。
交換直前に測定した血糖値が93mg/dL、ポンプのグルコース値が116mg/dLで、それほど大きな乖離ではありませんでした。このまま使い続けることも可能ですが、劣化したセンサを使い続けるのは低血糖や高血糖を起こすリスクがあるので、センサが劣化していると感じた時は、すぐに交換するようにしています。再使用している時に限らず、新しいセンサの使用開始から6日以内であっても、この考えで行っています。