メドトロニックが推奨している、CGMセンサの装着部位に腕が含まれているので、試してみました。
装着した部位は、左の上腕部(下図の赤マーク)です。
これまでは、お腹、背中、お尻、太もも(ここは推奨部位ではない)につけましたが、この中でお尻が一番安定していました。
腕に装着して6日間の感想(他の部位との違い)は、
- 装着開始後の6時間ほど、センサ読み取り値(ISIG値)が安定しなかった
- 使用した全期間(6日間)に渡り、センサ読み取り値が、他の部位に比べ低い数値だった
- 腕を動かした時、センサの装着感があった
です。
全体に、SMBG測定値に対してグルコース値が乖離することもなく、きちんとグルコース値が表示できました。
上記の3点について、詳しく述べます。
10月8日(月)の夕方(17:30ころ)、センサを装着しました。右手でサーターを持ち、左腕につけたので、装着は比較的スムーズに行えました。オーバーテープの貼り付けは、家人に行ってもらいました。
夕食の1時間後(装着から2時間後)に最初の較正が来るようにしたつもりでしたが、1時間後に初期化が完了したので、18:30にSMBG測定し、血糖値100mg/dLで較正しました。この時のISIG値は35.24であったため、較正許容範囲外にならずに、無事に較正ができました。
較正直後に夕食を摂りましたが、ISIG値がまったく上昇しませんでした。そのため、食事をしたにもかかわらず、グルコース値が下降するという、あり得ない状態になりました。センサの装着に失敗したと思い、別のセンサに付け替えようかと考えましたが、思いとどまり、しばらく様子をみました。
初回較正から4時間後の23:30ころ、SMBG測定し、2回目の較正を行いました。この時の血糖値が77mg/dLでした。低いので補食すると、グルコース値が上がり始めました。
食後にグルコース値が上昇しなかった理由は、センサが皮下の間質液に充分に浸潤していなかったためではないかと思いますが、それならスタートからISIG値が低いはずで、不思議です。
お尻やお腹にセンサを装着した場合のISIG値とグルコース値の対比は、おおよそ
ISIG値 グルコース値
22 80 mg/dL
27 100
45 200
ですが、腕に装着した今回は、
ISIG値 グルコース値
19 80 mg/dL
22~23 100
40 200
でした。腕に装着した場合、ISIG値が低くなる理由は、装着部位に筋肉があるためではないかと想像しています。太ももに装着した時も、ISIG値が低かったように記憶しています。また、この違いは、使用上で問題になるものですが、少し気になりますね。
センサを装着した腕を動かす時、センサの存在を感じることがあります。そうなる理由は、腕の動きでオーバーテープが引っ張られるためと思います。この感覚はリブレを使った時と同じです。
今、2周目に入りました。今回は、初期化が1時間半で終わりました。2周目は、最初に比べISIG値が低く、センサの感度が劣化しているようです。