1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

血糖値変動を平均値と標準偏差で把握する

前記事で、平均値と標準偏差のペアで血糖値変動を数値化する意味について書きました。ポンプ/SAPを使用していれば、この2つの数値を簡単に確認できます。

 

「メニュー」から「履歴」を選び、「サマリ」を選択すると、「1日」「7日」「14日」「30日」が表示されます。「1日」を選べば1日ごとのデータが、「7日」「14日」「30日」はそれぞれ7日間、14間、30日間の平均データが表示されます。日ごと、あるいは期間平均の表示を選ぶと、詳細データが表示される画面に切り替わるので、下にスクロールすると、「ーセンサー」の見出しが出てきます。この直下に、CGMセンサで計測したグルコース値の集計があり、この中に、「グルコース標準偏差」として、標準偏差が載っています。

 

16日のデータです。この日の平均値が139mg/dLで標準偏差が57です。左側のグラフを見れば分かりますが、70~260mg/dLの間で乱高下しています。SMBG測定値の最低値は58mg/dL、最高値は252mg/dLでした。

平均値139と標準偏差57は、この日の血糖値変動が、平均的に139±57mg/dLであるということです(これは、標準偏差の正しい説明ではありません。理解し易くするための感覚的な説明です)。数値としても乱高下していることが分かります。。

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次に、比較的安定した日(19日)のデータです。目標としている上限を越えている時間帯がありますが、超過量はそれほど大きくありません。SMBG測定値の最低値は65mg/dL。最高値は193mg/dLでした。概ね、目標としている70~180mg/dLの範囲に収まっていると言っても良いくらいです。

この日の平均値は、130mg/dLで、標準偏差は34です。前記事で書いた、目標とする平均値120~130mg/dL、標準偏差30~35をクリアしています。もう少し高血糖を減少させれば、標準偏差が30になると思います。

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血糖値変動を平均値と標準偏差という2つの指標で捉えると、面白いことが分かってきました。1年ほど前のポンプ使用前の血糖値変動と、現在の血糖値変動の比較、ポンプ導入の効果です。

 

昨年の7~9月初めまでリブレを使っていました。その時のデータをパソコンに保存していたので、平均値と標準偏差を計算してみました。この結果は、「ああ、なるほど」と思えるものでした。これについて、次の記事で書きます。