今日は定期通院日でした。HbA1cは前月と同じ6.0%。
それよりもうれしかったのは、肝臓関係の数値が改善されたことです。γ-GTPがずっと高かったので、飲酒の回数を減らすなどしてきましたが、なかなか良くならなかった。これが、やっと基準値の範囲に収まり、GOTとGPTも良い数値になりました。
以前はHbA1Cの数値を気にしていましたが、HbA1Cは過去2~3ヶ月間の平均的な状態を示すものなので、最近は、この値よりも、高血糖と低血糖にならないようにすること、血糖値が70~200mg/dLになることを目標にしています。ただ、これは、あくまでも目安とした目標で、”何が何でもこの範囲になるように”という、ガチガチの目標ではありません。
HbA1cは、赤血球の中にあるヘモグロビンにブドウ糖が結合したものです。このヘモグロビンに血液中のブドウ糖がランダムに結合します。赤血球の寿命が120日なので、過去1~2ヶ月間(直前1ヶ月で結合したものが50%、その前の1ヶ月で25%、それ以前の2ヶ月で25%とされている)の平均血糖値を反映するとされている。(出展:「1型糖尿病をご存じですか?」27~28頁)
今日は、高血糖と低血糖にならないようにするために行っていることを書いてみたいと思います。
200mg/dL以上の高血糖を避けるために、以下を行っています。でも、時々、忘れたりして、必ずしもきちんと実行できていません。
- 食事の15分前にインスリンを打つ
15分前に打つことで、確実に、血糖値の上昇を抑えらます。
自宅で食事する時はそれほど難しくないのですが、外食時は15分前に打てないことがあります。
また、料理を見るまでカーボカウントをきちんと行えない場合、主食を中心に見込みのカーボ量(8割程度のインスリン量)で打っています。そして、食べ始めてから、不足分を考え、追加打ちします。ところが、食べ始めると不足分を計算するのを忘れてしまうことがあります。そして、食べ終わって3時間くらいしても血糖値が上がり続けていることで、打ち忘れに気がつくという失敗もあります。 - カニューレのトラブルをゼロにする
クイックセットからシルエットに変更したので、カニューレのトラブルが無くなりました。リザーバの気泡抜きも工夫して、チューブに気泡ができるトラブルも最近は少なくなりました。 - 食後2時間の血糖値の高さにより、追加打ちする
私の場合、食後1.5時間くらいで血糖値のピークがくるので、その時の上がり方を見て追加打ちを考えます。1.5時間を過ぎても上がり続けている場合は黄色の信号が点いているいると判断します。ただ、これは、他のことに忙殺されたりして、1.5時間くらいでチェックするのを忘れる等があります。そのため、気がついた時に行うような頻度です。
最近は、手が震えたりするような酷い低血糖は起きていません。低血糖が回避できているのは、以下を行っていることが大きいと思います。
- ポンプの「低グルコース予測」の利用
低血糖に近づくとポンプからアラートが出る設定にしています。このアラートが出ると、基礎の注入を止めています。 - 低血糖になる前に補食する
ポンプの「低グルコース」のアラートを使い、80mg/dL以下になるとアラートが出ます(頻繁にアラートが発生して、煩わしいこともある)。下がり方を見て、必要に応じて補食するようにしています。 - 就寝中の血糖値を70mg/dL以上に維持する
①基礎レートの調整、②就寝前の血糖値が120mg/dLを目指す の2つがあります。
基礎レートは、時々(2ヶ月に1回程度)見直すようにしています。
就寝前の血糖値が低い場合補食する、状況によって、基礎の注入を一定時間(1~2時間)止めることで、就寝前の血糖値が120mg/dL前後になるようにしています。
このような取り組みをした結果、この4週間、ほぼ70~200mg/dLに収まっています。これで、HbA1cが高くなっても気にしないことにしています。