就寝前の血糖値が高い日が続いたので、原因を考えてみた。私は、血糖値などのデータをエクセルで表を作り、全体を把握できるようにしています。直近の3週間のデータ(下図)を見ると、夕食の糖質比(インスリン/カーボ比)が自分の体調とズレてきているように感じ、変更しました。この結果、就寝前の血糖値が改善されました。ただ、今度は、就寝前の値が低く、就寝中の低血糖の心配があるので、もう少し調整が必要かなと考えています。
就寝前の血糖値に問題を感じたのは、1週間ほど前です。夕食から3時間後くらいに、血糖値が130くらいまで下がった後に上昇に転じ170くらいまで上がってしまう。そして、追加ボーラスしても、簡単に下がらない、という状態が3日間続きました。最初は、脂質などによる後上がりが原因かと思ったのですが、そうではないと判断。もっと以前のデータ(4/12からのデータ)を見ると、夕食後に追加打ちしている頻度が多いことに気がつきました。
そこで、糖質比を変更してみることにしました。考えて見れば、夕食の糖質比(8.8g/単位)は、ポンプを使い始めてから、一度も変更してない。
この3週間の夕食後の追加ボーラスの平均は1.2単位です。夕食の炭水化物量の平均が91.7g、インスリンの平均が10.4単位なので、91.7÷10.4≒8.8g/単位(糖質比8.8からインスリン量を決めているので、この計算式になるのは当たり前)なので、糖質比を追加ボーラスを加えて計算すると91.7÷(10.4+1.2)≒7.9g/単位になります。一度にこの値に変更するのは、打ち過ぎのリスクがあるので、増分を5割に抑え、8.3g/単位で様子を見ることにしました。
4/29の夕食から変更したので、今日で4日間が経ちました。この結果、夕食から3時間くらい経っても血糖値が上がることは無くなりました。まずまずの結果です。
Excelによる血糖値などのデータ集計は、発症後退院してから行っています。集計内容は、何度か変更を加え、今は、上図の様式で、以下のデータを日別に(1日を1行にして)集計しています。
必ず血糖値(SMBG)を測定するタイミング
- 起床直後
- 就寝前
毎食ごとの
食事と食事の間の
中間食(間食)の
- 糖質(炭水化物)量 グラム
- 中間食のために必要なインスリン単位数
この形式で集計する利点は、
- 1日単位に見るのではなく、4~5週間をひとまとめにして分析できる
- カーボカウントの精度が高くない(概算の把握)状態でも、誤差が平準化され、それなりの傾向が分かる
- 血糖値が通常と異なる(高い、低い)場合、傾向値と比較でき、原因の特定につながる
- 自分の体調の変化を把握し易い
と感じています。
ポンプ/SAPを使っているので、本来はCareLinkで作成されるレポートで、必要な情報が得られるはずですが、現実はそうはいきません。毎月の診察に行かないとレポートが手に入らないので、病院でもらうレポートはあまり役立たない(分析したい時に手許にない)のが実情です。
自分の体のことは、自分で管理するしかないので、必要に迫られて、毎日、記録をつけています。血糖値の自己管理ノートは、使い勝手が悪いので、最初から使っていません。
なお、上図で、1週間が木曜からになっている理由は、主治医の診察日が木曜と決まっているためです。前回の通院日から次回の通院日の前日までのデータをA4の1枚にまとめ、主治医の報告用としても使っています。