1型でいこう!

My life with type 1 diabetes.

CGM検査による、就寝中血糖値の把握

4月初めの退院後3回目の診察でA1cが7.5に改善しましたが、課題もありました。それは、就寝前の血糖値が200(5週間平均)で、翌朝の血糖値が100になっていることです(前記事Excel表)。

 

主治医にこれを相談したところ、「夕食後4時間ほどしか経っていない時に血糖値を測定していることが原因では?」との見解でした。でも、主治医は「血糖値の変化をきちんと測定するために、CGM提案しよう」と提案してくれました。費用は約4000円(3割負担後)、6日間の血糖値を連続して測定することなどの詳細を聞き、この検査を行うことが決まりました。

 

CGM(持続皮下検討測定システム)検査は、メドトロニック社のiPro2という小さな機器を腹部に装着して、5分ごとの血糖値が収集できます。

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FreeStyleリブレでも類似のことができそうですが、リブレとは血糖値の精度が異なります。リブレは、15分ごとの血糖値収集ですが、血糖値の較正を行わないため実際の血糖値から大きく乖離することがあります。

CGM検査では、1日4回の血糖値測定を行い、その測定値からCGMのデータを較正するので、精度が高くなります。なお、患者は、CGMの装着中、測定値を見ることができませんが、CGMのことを気にせずに生活するので、実環境でのデータになります(これはCGM検査のメリットとも言える)。

 

これが、CGM検査の結果です。 

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この結果から、持効型インスリンをトレシーバからグラルギンに変更し、 打つタイミングを夜から朝に変更することになりました。

変更は、トレシーバは24時間以上の効力がありますが、グラルギンは18時間ほどなので、朝6時ころに起きる低血糖を減らすることが目的でした。